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ストレス?どうして潰瘍は起こるのか?

私の義理妹は時折「潰瘍」に悩まされていました。彼女は急な腹痛に襲われるたびに”ストレスで潰瘍になった!“と主張していました。以前から、ストレスや精神的な不安が多いと潰瘍の原因となると言われており、ストレス度の高い社会(特に日本は高ストレス社会の一例)の結果であると考えられていました。 しかし、最近の研究の結果では、ストレス、精神不安、偏った食生活などは潰瘍の主な原因ではないことが示されています。更に、ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)と呼ばれる細菌の感染が潰瘍を引き起こす原因と言われています。一般的に、胃酸のある所にピロリ菌が感染した結果、消化性潰瘍(胃の酵素であるペプシンに関与)を引き起こすとされています。 また、他の原因としては、非ステロイド性抗炎症薬(市販の鎮痛薬)を頻繁に服用することで、胃および腸の内面に炎症が起こり潰瘍が起こるともされています。 ピロリ菌は、胃や小腸の内層に存在する常在菌であり、必ずしも問題の原因とは限りません。しかし、悪状況下によって粘膜層を損傷し炎症を起こすと、潰瘍に至る可能性があるということです。 消化性潰瘍に効果的な食物は次のとおりです。 1. キャベツ  -キャベツでできたサワークラウトは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を含むため、消化機能を整えるのに最適です。 2. ブリュッセル芽および他のアブラナ科野菜(ブロッコリーなど) – これらの野菜には、ピロリ菌と戦うのに非常に効果的なアミノ酸「メチオニン」が豊富に含まれています。 3. ガーリック -悪細菌、寄生虫、悪酵母に働く強力な抗菌剤です。 4. アロエ  -アロエジュースは炎症を抑え、痛みを軽減し、内膜の損傷を落ち着かせるのに役立ちます。 5. マヌカハニー -ハチミツは抗菌性を持っています。   お勧めのサプリメントは次のとおりです。 1)プロバイオティクス -プロバイオティクスがピロリ菌の増殖を抑制するのに役立つことが、ある研究によって示されています。潰瘍の治療には抗生物質が用いられることが一般的なので、プロバイオティクスは特に重要と言えるでしょう。必ず良質の製品を選ぶことを前提にし、抗生物質を服用している期間中はプロバイオティクスも服用し、更にその後3週間は続けましょう(例えば、1週間抗生物質を服用する場合は、抗生物質とともに1週間プロバイオティクスを服用し、更に3週間プロバイオティクスだけ続けます)。そうすることで、抗生物質の使用による下痢および、カンジダの過増殖のリスクを低減することにもなります。 2)脱グリチルリチン化甘草(DGL) -このハーブは、炎症を起こした粘膜層を癒します。治癒を促進し、非ステロイド性抗炎症薬の使用により損傷した胃を保護するのに役立ちます。 3)マスチック(Mastic) -ギリシャ原産の樹木から得られる樹脂(ゴム状抽出物)。マスチックは、消化性潰瘍、胃腸障害、および胃の痛みを治癒することで知られています。   消化性潰瘍のリスクを減らし、胃腸の健康を改善するために、上記で推奨されている食品と同時に発酵食品も食事に取り入れましょう。もちろん、ストレスを軽減することも重要です。ヨガ、マッサージ、呼吸の練習、また最適な腸内環境のために瞑想を試してみてはいかがですか。 みなさまの健康を願って!! 参考文献: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3941901/ The Canadian Encyclopedia of Natural Medicine by Sherry Torkos www.sherrytorkos.com Natural Solutions for Digestive Health by Dr. Jillian Sarno Teta and Jeannette Bessinger www.fixyourdigestion.com

あなたに合うプロバイオティクスの見つけ方

カナダではとても多くの種類のプロバイオティクスが店頭に並んでいます。そして、それぞれのメーカーは独自の製品が最も優れていると主張します。 実際、食べ物に好き嫌いやアレルギーがあるように、サプリメントも個人ごとに合う合わないがあります。また、メーカーが同じでも成分が違えば、個人差で相性が合う合わないが出てきます。 一般的に、私たちがプロバイオティクスを摂取する理由は以下の通りです。1)健康全般のため、2)腸内環境を整えるため、3)免疫力を強化するため、4)下痢や便秘の解消、ガスや膨満感の軽減のため、5)抗生物質の服用によって減少した善玉菌を補充するため、などがあげられます。すべての生菌は体内で違った役割を果たすので、あなたの必要に応じた正しい種類のプロバイオティクスを探すことが重要になります。   5ステップであなたに合うプロバイオティクスを見つける方法: 生菌の数 – プロバイオティクスに含まれている、生きたバクテリア(生菌)の数はコロニー形成単位(CFU)表示されています。 あなたが健康全般のためにプロバイオティクスを摂取するのであれば20億~60億のCFUで十分とされています。 腸内に支障があり、改善を要する場合は500億~1000億のCFUの高いプロバイオティクスが役立ちます。 生菌の種類と多種性– プロバイオティクスにはいろいろな種類の生菌が多種含まれていることが望ましいです。通常は、大腸で働くビフィズス菌、小腸で働く乳酸菌の両方が含まれています。より多くの種類の生菌が含まれているものの方が、腸内環境の改善、健康維持に役立ちます。 ニーズ– 使用者のニーズに合ったものをプロバイオティクスを選びましょう。例えば、乳幼児用、子供用、女性用、男性用、シニア用、腸疾患者用などに分かれている場合もあります。 抗胃酸加工 – ほとんどのバクテリアは胃酸によって破壊されてしまいます。そのため生菌を生きたまま腸に届けるために抗胃酸加工されたサプリメントを選びましょう。 保証期限 – プロバイオティクスは多種の生菌が含まれているので、保存の仕方が重要です。製造日から保証期限までに生きている菌の数は減少しますが、冷蔵保存することでその進行を遅らせることができます。 多くのサプリメントが出回っている中、各メーカーは自社製品が最も優れていると主張します。しかし、一つのプロバイオティクスが万人に有効ということはありません。私の身体に合うものでも、あなたの身体に合うとは限らないのです。 腸内環境を整えるには少し時間がかかるかもしれません。 違うメーカーのプロバイオティクスを順番に試してみることで、あなたに合ったサプリメントに出会えるでしょう。また、定期的に違うプロバイオティクスに変えることで、腸内の善玉菌の種類を増やすことにもつながります。生菌の多種性も腸内の健康を保つための重要なポイントなのです。   みなさまの健康を願って!   参考文献: www.renewlife.ca www.naturalfactors.com www.NaKaHerbs.com www.biokplus.com

乳酸菌がとても豊富!自家製豆乳ヨーグルト

私はここ数ヶ月、毎日のように自家製豆乳ヨーグルトを作って食べています。発酵について調べていた過程で、最近の日本人がさまざまな発酵食品を生活に取り入れていることを知りました。自家製豆乳ヨーグルトもその一つです。発酵食品は日本文化には欠かせない重要な役割を果たしており、日本料理にもその影響がみられます。典型的な日本食には、ほとんどの場合何らかの発酵食品が含まれています。このような食文化が日本人の長寿の秘訣の一つとも考えられます。 日本の伝統的な発酵食品と比べて、この “自家製豆乳ヨーグルト“は比較的新しいものです。このヨーグルトを定期的に食べることで、体重減少を促進、皮膚の状態を改善、免疫力を強化、腹部不快感を改善、抗癌効果も期待できるとの事。ますます興味がわいたので、早速“TGGヨーグルト同好会”というフェイスブックグループに参加させていただき、現代の日本人が発酵生活をどのように生活に取り入れているのかを観察してみることにしました。   このフェイスブックグループは管理人である栗生隆子さん(発酵生活研究家)をはじめ、経験豊富な発酵エキスパートの方たち、発酵を学びたい初心者の方たちから成り立っています。メンバーたちは発酵に関する疑問や質問を投げかけたり、季節の食材を使った発酵食品を紹介、新しいレシピの提案など…このグループの意図は「微生物を理解して、発酵を楽しみ、人生を有意義なものにする」だと思います。 日本の医師たちも絶賛のこの自家製豆乳ヨーグルトにはたくさんの乳酸菌が含まれており、健康な腸内環境をつくるのに大変役立ちます。その他にもたくさんの効果があると言われています。 •免疫力を高める - 風邪の予防、 アレルギー症状の改善 •豊富なビタミン源  - 発酵の過程でビタミンを生成する •体重減少を促進する •過発酵したヨーグルトをニキビなどに塗ると効果がある •乾燥した肌に塗って保湿を与える •炎症性腸疾患の症状を緩和する •抗がん作用がある この自家製自家製ヨーグルトの作り方にはさまざまな方法があります。レシピを参考になさってください。自家製のプロバイオティック食品は、経済的で効果的なのでお勧めです。是非お試しください。 みなさまの健康を願って!

優れた消化補助食品、アップルサイダーヴィネガー

私の夫は最近げっぷとともに、頑固な胸やけに悩まされています。彼は胃酸過多のために市販の制酸剤薬を服用して症状を改善しようとします。それは彼がどんな体調不良でも必ず薬を服用するという、薬に依存している家族の中で育ったからでしょう。そのため、彼は頭痛薬は必ず持ち歩いているようです。そんな彼の両親は、腹痛、吐き気のようないくつかの消化器の不快感を改善するためにはスプライトやジンジャーエールなどの炭酸飲料を飲むように促します(日本では聞かないことなので、最初は戸惑いました)! 彼の胸焼けの原因は以下のように考えられます。 •食品の選択 :特定の食品を食べた後(特にトマトソースや辛い食べ物)に胸やけ •加齢による消化酵素の欠如: 若い頃は問題なく食べられたものでも今は胸やけ •十分に噛んでいない:速く食べる傾向がある •太りすぎ:最近体重が増えてきた •食べる量:通常満腹まで食べる それでは、どのように改善していったらよいのでしょうか。よく噛んで、食べ過ぎないように心掛け、刺激物をなるべく避け、体重を減らすようにすることから始まるでしょう。 更に、健康食品店にはたくさんの種類の消化剤サプリメントがあります。しかし、それらは高価でありながら、必ずしも症状を緩和できるとも限りません。それでは、高価なサプリメントなしで彼の不快感を軽減することはでないのでしょうか。 そこで私は、アップルサイダーヴィネガーを使って胃酸を増加させることによって、消化を向上させることができると聞いたのを思い出しました。私たちは胃酸過多が胸焼けの原因だと考えがちですが、それは逆の可能性もあるのです。胸焼けは不十分な胃酸、または低胃酸によっても発生するのです。 私が健康食品店で見つけたアップルサイダーヴィネガーは低温殺菌していないリンゴ酢です。この食品は二重の発酵過程を経ているため、生きた酵素と有益な善玉菌腸が豊富に含まれています。なんと素晴らしい事でしょう! アップルサイダーヴィネガーのいくつかの健康上の利点は以下のとおりです。 •風邪:伝統的に、1カップの水に大さじ2のリンゴ酢を1日3回服用 •消化援助:伝統的に、285mg錠剤を食事と一緒に服用 •高血圧:伝統的に、朝、小さじ2のリンゴ酢をグラス1の水に混ぜて飲用 •食中毒:大さじ2のリンゴ酢をグラス1の水に混ぜて飲用(逸話) •減量:伝統的に、約大さじ1のリンゴ酢と小さじ1の蜂蜜をお湯に溶かして各食事の前に飲用 医師ジョン・ガブリエルは、「デトックスライフスタイル」の一環として、一日の始まりにアップルサイダーヴィネガー水やレモン水をコップ一杯飲むことを示唆しています。 簡単で安価なこの方法で私の夫の胸やけの不快感を解消できたらと考えています。早速、朝一番に小さじ1アップルサイダーヴィネガーをレモン水に混ぜて飲み始めました。それから、胸やけを防止するために食事の15-20分前にアップルサイダーヴィネガー水を飲みます(特に大きな食事の前)。症状が改善するかどうかを確認するために2週間継続してみることにしました。 アップルサイダーヴィネガーは必ず水で薄めてから飲用することを覚えておいてください。原液のまま使用すると、歯のエナメル質を損傷する恐れがあるのと共に、口の内側やのどの組織に悪影響を及ぼす可能性があるからです。また、薬を常用している場合は専門医の指示に従ってアップルサイダーヴィネガーを食事に取り入れることをお勧めします。   みなさまの健康を願って!

みそ 驚異の調味料

みそはしょう油と並んで日本料理に不可欠な調味料です。みそには多くの場合、大麦、玄米などが含まれ、更には“麹”と呼ばれる真菌を含みます。 カナダでは、健康食品店や一部のスーパーマーケットでみそを見つけることができます。主に赤みそまたは白みそが見受けられます。私はみそ汁を作る時にどちらも試してみましたが、なめらかでマイルドな味の白みそが好みです。 みそ汁は、様々な具材を使い、みそで味付けされた日本の伝統的なスープです。他のプロバイオティクス食品と同様、みそを調理する際は高温を避けなければなりません。それは、みそに含まれる麹、栄養素、プロバイオティクスなどを保持することが非常に重要だからです。そのため、みそ汁を作る際には加熱を止めてからみそを加える方法が一般的です。 みそは、適量のタンパク質、ミネラル(亜鉛、銅、およびマンガン)、ビタミンB12を多く含みます。また、プロバイオティクスが消化を助けます。 日本人にとってみそは不可欠な調味料であり、みそに関することわざもあるほどです: みそ汁は朝の毒消し みそ汁は医者殺し みそ汁は不老不死長者の薬 五割の金を借りても味噌を作れ タバコ好きにみそ汁 医者に金払うよりも、味噌屋に払え みそ汁一杯三里の力 最近分かった事なのですが、発酵食品を豊富に摂取する日本では自家製味噌を作っている方が多いようです。みそは古くなるほど栄養価が高まります。“三年味噌”は薬であるとも言われています。いつか私もカナダに住みながらにして、みそを含めた日本の発酵食品を自宅で作ってみたいと思っています。 一日一杯のみそ汁で医者いらず! みなさまの健康を願って!

プロバイオティクスとプレバイオティクス?

プロバイオティクスとプレバイオティクス(シンバイオティクス) 前回ご紹介したように、食品から摂取したプロバイオティクスは腸内環境に有益であるとされています。それでは、どのようにその善玉菌を効果的に腸管内に維持することができるのでしょうか? それは、生きたプロバイオティクスを成長させ、腸管内で殖やすためには「エサ」を与える必要があります。その「エサ」がプレバイオティクスにあたります。一般的にプレバイオティクスは生きた細菌ではなく、体内で消化されない食物繊維を指します。ですから野菜、果物、豆類、全粒穀物などのいくつかの自然食品はプレバイオティクスを含んでいる事になります。 プロバイオティクスとプレバイオティクスは、似たように聞こえますが全く異なったものなのです。 それでは、シンバイオティクスとは何でしょうか? シンバイオティクスとは、基本的には、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を組み合わせた栄養補助食品(サプリメント)を指します。シンバイオティクス食品は存在しないという考えてもありますが、シンバイオティクスのように食品を組み合わせることはできると思います。 私は、プロバイオティクスと同時にプリバイオティクス食品を摂取することで、腸内の善玉菌を確実に増加し維持することができると思います。このシンバイオティクス食事法は、健康な腸環境を促進するのに役立つはずです。 それでは、プレバイオティクス食品とはどんなものでしょうか? 穀類 いも類 豆類 野菜(ガーリック、玉ねぎ、アスパラガス) 海藻類 果物(バナナ) タンポポの葉 一般的に、生の食品の方が調理済みの食品よりも多くのプレバイオティクス繊維が含まれていると言われています。 シンバイオティクス食事法とは? ここでは、プロバイオティクス食品とプレバイオティクス食品の組み合わせをいくつかご紹介します。 ・ヨーグルト(プロバイオティクス)とオートミールや穀類のシリアル(プリバイオティクス) これは理想的な朝食メニューのひとつです。プロバイオティクスヨーグルト(生きた乳酸菌やビフィズス菌の入ったもの)と良質な穀物シリアル(砂糖、人工甘味料、着色料などが少ないもの)を探してください。さらに果物を加えると、美味しさと栄養価も高まります。 ・ケフィア(プロバイオティクス)とバナナ(プレバイオティクス)スムージー 簡単に作れるこの健康飲料は、朝食やスナックになります。ケフィア自体に発酵ケフィア粒が含まれているので、それだけでもシンバイオティクス食品と考えられています。バナナだけでなく、果物やヘンプシード、フラックスシード(粉末化されたもの)などを加えることで食物繊維が増します。 ・天然酵母パン サワードウブレッド(プロバイオティクス)とビーンディップ(プレバイオティクス) 少し酸味のあるこのパンは善玉菌が豊富です。トーストしたこのパンを自家製のビーンディップと一緒にして、簡単なスナックや前菜になります。 ・玉ねぎや海藻類(プレバイオティクス)が入ったみそ汁(プロバイオティクス)   定番の「みそ汁」は、消化を整える働きがあるとしてカナダでも人気です。日本では昔から毎日のように、このような優れたシンバイオティクス食事法が取り入れられているので、欧米に比べて腸疾患の数が少ないのではないでしょうか。 ・キムチ(プロバイオティクス)と玄米(プレバイオティクス) キムチはご飯によく合うスパイシーな発酵野菜料理です。白米よりも食物繊維の豊富な玄米をお勧めします。どうしても白米を好む方は、玄米や麦などを少量を加えて炊いてみてください。ただし、キムチは刺激物ですので少量で。 つまり、私たちは継続的に健康な腸内環境を形成するために、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の食品を摂取する必要があります。シンバイオティクス食事法を意識して食材を選ぶことが、善玉菌を腸内により多く維持することに繋がるのです。 みなさまの健康を願って!

プロバイオティクスとは?

プロバイオティクスとは何かご存知ですか?健康な腸内環境のためにどれだけ重要なのでしょうか? プロバイオティクスは、自然に腸内で発生した細菌に類似した、生きた微生物です。これらの「良い」細菌(善玉菌)を、体外から摂取する事で腸内環境に良い影響をもたらします。 クローン病と潰瘍性大腸炎は、炎症性腸疾患(IBD)の二つの主な形態で、胃腸管の粘膜に炎症がおこり、食べ物の消化や栄養の吸収、廃棄物の排除などに悪影響を及ぼします。 それでは、プロバイオティクスはクローン病や潰瘍性大腸炎を助けることができるでしょうか?実際にはプロバイオティクスの真のメリットは、まだ決定的なものではありません。さらなる研究が必要とされます。 しかし、プロバイオティクスは、潰瘍性大腸炎における寛解期の維持のために有用であると思われます。つまり、既に発生している再燃を抑える作用よりも、その「予防」です。 プロバイオティクスを含む食品を摂取するとガスなどの不快感があるかもしれませんが、さほど心配ではないと考えられてます。 プロバイオティクスとして分類される細菌は多種あります。中でも、乳酸菌とビフィズス菌は大腸内の二つの最も重要で有益な細菌です。 一般的に、プロバイオティクスはヨーグルトやサプリメントに含まれています。それ以外にもいくつかの自然食品があり、共通点は「発酵」の過程でプロバイオティクスが生まれるという事です。 1.ヨーグルト プロバイオティクスを代表する食品のひとつです。購入する際は成分リストを読み、ラベルに「生きた乳酸菌やビフィズス菌」が含まれている事を確認してください。実際に店頭にある商品のなかには、砂糖(または人工甘味料)、香料、着色料が含まれているものが多く、プロバイオティクスが全く含まれていない場合もありますのでご注意ください。 2.ケフィア この「ヨーグルト飲料」はヤギ、ウシ、またはヒツジのミルクと発酵ケフィア粒のユニークなブレンドです。乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれているだけでなく、抗酸化物質が豊富であるとしてカナダでは大変人気があります。今日では健康食品店だけでなく、地元のスーパーマーケットで見つけることができます。 3.サワークラウト サワークラウトは発酵キャベツ(時には他の野菜と共に)から作られます。新鮮なキャベツは塩水で発酵する際にプロバイオティクス細菌が産生されます。この少し酸味のある発酵野菜は、ビタミンB、A、E、Cも豊富に含まれています。 4.みそ カナダでも最近は馴染みのあるみそは、発酵大豆から作られた日本代表の調味料です。一般的にみそ汁は消化を正常にする働きがあるとされています。我が家では野菜のディップにみそを使います。みそとマヨネーズを同量、またはマヨネーズを多めにして混ぜるだけ。子供たちはこの簡単ディップ「みそマヨ」が大好きで、これと野菜をたくさん食べます。 5.キムチ キムチは、発酵白菜から作られている韓国の代表的な食品です。カナダでも最近はスーパーマーケットで見かける事もあります。スパイスが大量に含まれ、刺激物にあたりますので、ほどほどをお勧めします。 上記のリストは、簡単に毎日の食事に追加することができる、食品プロバイオティクスのいくつかの例です。意識的に新鮮で良質な食品を選択し、適当な量を適度に摂取する事をお勧めします。身体に良い食品を多量に摂取する事は、必ずしも有益ではありません。私は「バランスのとれたダイエット」が健康への鍵であると信じています。 みなさまの健康を願って!