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ペパーミント、万能な自然の消化補助薬!

実のところ、私はホリスティック栄養士でありながら、健康食品店で働き始めるまでエッセンシャルオイルについてあまり知りませんでした。実際、以前アロマセラピーが流行していた時でも、あまり興味がありませんでした。 私なりの観察から、最近は多くの人々がエッセンシャルオイルをこよなく愛し、とりわけて詳しい人もたくさんいるということが言えます。エッセンシャルオイルが好きな人たちは、自宅にたくさんの種類のオイルを集めていて、更にそれらを使って様々な目的に応じた独自のポーションを作ることを楽しんでいるようです。少しずつお客様たちの話を聞いたり質問をしていくうちに、私はこのエッセンシャルオイルがどのような理由で注目を集めているのか、またどのような利点があるのかなどについて詳しく学びたいと思い始めました。 ある日、実際に自分で試してみようと、最も人気のある基本的なエッセンシャルオイル2種類、ペパーミントオイルとラベンダーオイルを選んでみました。私の友人の一人はペパーミントオイルが大変気に入っていて、それをさまざまな用途に使用しているとの事でした。例えば、片頭痛、乗り物酔い、および筋肉痛などです。私の夫は時折に緊張型頭痛に悩まされているので、是非試してみることにしました。 更にペパーミントオイルについての詳しく調べていくにつれて、このオイルが消化援助に役立つという特性を持ち、また消化不良の緩和にも効果的であるということを知りました。実は、レストランで食事をした後ペパーミント風味のキャンディーが勧められる理由はここにあったのです!ペパーミントは息をリフレッシュするだけでなく、消化を助けることもできるという事実に驚き、大変興味をそそられました! ペパーミント(セイヨウハッカ)は、消化援助に使用しされます: 下痢 鼓腸 消化不良 IBS(過敏性腸症候群)   ペパーミントオイルは、腸溶性カプセル、軟ゼラチンカプセル、およびエッセンシャルオイルとして利用されます。 また、ペパーミントティーは乾燥した葉から作れます(小さじ1~2に対して1カップの湯を加え10分間放置)。   基本的な使用量: 下痢の場合 :ティーを1日3杯。 鼓腸の場合 :エッセンシャルオイル6〜12滴を水に薄めて1日3回、またはティーを1日3杯。 消化不良の場合:上記と同じ、又は食後1~2カプセルを1日3回。 IBSの場合 :腸溶性コーティングされたカプセルは、内容物を胃酸から保護し、腸内での実効性を確保します。 含有量2mlのカプセルを1日2~3回。 腹部不快感の緩和に局所使用 : キャリアオイルを作成するために、大さじ1 の有機未精製油(アーモンド油、オリーブ油、 または他の未精製油)と 数滴のペパーミントオイルを合わせる 。腹部不快部に直接つけ、マッサージする。 注意 :もしも胸焼けや食道逆流を経験している場合はペパーミントオイルを服用しないでください(腸溶性コーティングされたカプセルは可)。   家庭菜園でペパーミントを栽培するのは非常に簡単です(必要以上に領域が広がってしまうこともありますが )。 去年の夏は、ペパーミントの鉢植えを3個栽培し、それをフルーツウォーターに入れて楽しみました(レモンとペパーミントは私の夫のお気に入りでした)。今年の夏は、新鮮な葉と乾燥した葉の両方を使って ペパーミントティーを作り、どちらがおいしいかを比べてみる予定です 。   みなさまの健康を願って! 参考: Bodyecology.com http://bodyecology.com/articles/gas_bloating_cramps_peppermint.php   Herbalmusings.com http://www.herbalmusings.com/peppermint-profile   “Prescription for Nutritional Healing” by Phyllis A. Balch, CNC… 続きを読む »

ジンジャー、古代の消化補助薬

私は紅茶が大好きで、我が家の食器棚には常にいろいろな種類の紅茶が並んでいます。それらは、チャイホワイト、チャイグリーン、緑茶ジャスミン(これが私のお気に入りです!)、アールグレイ、カモミールなどさまざまです。また、ペパーミントティーは常備していると便利です。食間に飲むと食欲をコントロールできるので (ペパーミント,万能な自然の消化補助薬)減量に役立ちます。   ジンジャーは消化援助薬 健康食品店には”消化を助ける”お茶がいくつかあり、それらの成分に共通しているのはジンジャーです。ジンジャーは消化を援助するとしてよく知られており、また吐き気を抑える作用もあるとして使用されます。ジンジャーは様々な形で見られます。例えば、お茶、パウダー、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、クリスタルジンジャー、またバルクストアでは”ダークチョコレートにコーティングされたクリスタルジンジャー”などもあります。それらの中には、旅行の際(乗り物酔いを防ぐため)にとても役に立つものもあります。 ジンジャーは、以下の場合に有効とされています。 HIV /エイズ治療による吐き気・嘔吐 月経期間の激しい痛み (妊娠による)早朝の吐き気 変形性関節症 手術後の吐き気や嘔吐 めまい   その他にジンジャーを食べる方法は、寿司に添えられた”ピンクの生姜(ガリ)”です。なぜガリがいつも寿司と一緒についてくるのか、考えたことはありませんか?いろいろな食材を食べているときの”お口直し”のためだけでしょうか? 実は、ジンジャーは特定の寄生虫を退治する特性を持っているのです。生の魚を食べる時、そこには微生的な寄生虫が存在する可能性があります。寿司と一緒にジンジャーを食べることは、消化不良を助けるだけでなく、食中毒の予防にも役立っているのです。 私はほかにもいろいろな料理にジンジャーを使います。例えば、スープ、炒め物、餃子、その他アジア料理によく合います。私の経験から、新鮮なジンジャーをそのまま凍らせておくのが一番簡単な方法だと思います。とても便利で、必要な時に冷凍庫から取り出し、冷凍ジンジャーをおろしていろいろな料理に使っています。少し辛みのある、ほどよい隠し味になります。   健康のためにはどれくらいの量のジンジャーを食べたらよいでしょうか?基本的な服用量の目安(1日あたり): カプセル -500〜600mgのものを8カプセルを限度に パウダー -小さじ半分から小さじ1 チンキ -水に10〜20滴を混ぜたものを3回まで お茶-2から3カップ(小さじ1の新鮮な刻みショウガ、または小さじ半分の粉末ショウガに対して1カップの湯で10分間沸かす)   他の薬剤と合わせる際の注意事項 ジンジャーは、適量を食事の一部として摂取するには安全です。それでも、一部の人々は軽度の副作用を経験するかもしれません。それには胸やけ、下痢、および一般的な腹部不快感などが含まれます。 ジンジャーには抗凝固性があるので、血液凝固を遅らせる薬剤(抗凝固剤および抗血小板剤)と相互作用します。そのため、このような薬剤と一緒にジンジャーを摂ると、打撲や出血の危険性が増す可能性があります。 また、ジンジャーは血圧を調節し、循環を改善するのにも役立ちます。したがって、処方箋による”血を薄くする薬品”を服用している場合は、サプリメントとしてジンジャーを服用する前に、必ず医師に相談する必要があります。ジンジャーは、これらの薬剤の効果を増加させる可能性があるからです。 更に、ジンジャーを摂取すると出血の可能性が増すことがあります。数人の女性たちは、ジンジャーをサプリメントとして服用中、月経出血量が増えたとを報告しています。   みなさまの健康を願って! 参考文献: herbalmusings.com http://www.herbalmusings.com/single-post/BEB011AE-1568-4441-B06A-54470738A7BF webmd.com http://www.webmd.com/vitamins-supplements/ingredientmono-961-ginger.aspx?activeingredientid=961 “The Herbal Drugstore” by Linda B. White, M.D., and Steven Foster

ストレス?どうして潰瘍は起こるのか?

私の義理妹は時折「潰瘍」に悩まされていました。彼女は急な腹痛に襲われるたびに”ストレスで潰瘍になった!“と主張していました。以前から、ストレスや精神的な不安が多いと潰瘍の原因となると言われており、ストレス度の高い社会(特に日本は高ストレス社会の一例)の結果であると考えられていました。 しかし、最近の研究の結果では、ストレス、精神不安、偏った食生活などは潰瘍の主な原因ではないことが示されています。更に、ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)と呼ばれる細菌の感染が潰瘍を引き起こす原因と言われています。一般的に、胃酸のある所にピロリ菌が感染した結果、消化性潰瘍(胃の酵素であるペプシンに関与)を引き起こすとされています。 また、他の原因としては、非ステロイド性抗炎症薬(市販の鎮痛薬)を頻繁に服用することで、胃および腸の内面に炎症が起こり潰瘍が起こるともされています。 ピロリ菌は、胃や小腸の内層に存在する常在菌であり、必ずしも問題の原因とは限りません。しかし、悪状況下によって粘膜層を損傷し炎症を起こすと、潰瘍に至る可能性があるということです。 消化性潰瘍に効果的な食物は次のとおりです。 1. キャベツ  -キャベツでできたサワークラウトは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を含むため、消化機能を整えるのに最適です。 2. ブリュッセル芽および他のアブラナ科野菜(ブロッコリーなど) – これらの野菜には、ピロリ菌と戦うのに非常に効果的なアミノ酸「メチオニン」が豊富に含まれています。 3. ガーリック -悪細菌、寄生虫、悪酵母に働く強力な抗菌剤です。 4. アロエ  -アロエジュースは炎症を抑え、痛みを軽減し、内膜の損傷を落ち着かせるのに役立ちます。 5. マヌカハニー -ハチミツは抗菌性を持っています。   お勧めのサプリメントは次のとおりです。 1)プロバイオティクス -プロバイオティクスがピロリ菌の増殖を抑制するのに役立つことが、ある研究によって示されています。潰瘍の治療には抗生物質が用いられることが一般的なので、プロバイオティクスは特に重要と言えるでしょう。必ず良質の製品を選ぶことを前提にし、抗生物質を服用している期間中はプロバイオティクスも服用し、更にその後3週間は続けましょう(例えば、1週間抗生物質を服用する場合は、抗生物質とともに1週間プロバイオティクスを服用し、更に3週間プロバイオティクスだけ続けます)。そうすることで、抗生物質の使用による下痢および、カンジダの過増殖のリスクを低減することにもなります。 2)脱グリチルリチン化甘草(DGL) -このハーブは、炎症を起こした粘膜層を癒します。治癒を促進し、非ステロイド性抗炎症薬の使用により損傷した胃を保護するのに役立ちます。 3)マスチック(Mastic) -ギリシャ原産の樹木から得られる樹脂(ゴム状抽出物)。マスチックは、消化性潰瘍、胃腸障害、および胃の痛みを治癒することで知られています。   消化性潰瘍のリスクを減らし、胃腸の健康を改善するために、上記で推奨されている食品と同時に発酵食品も食事に取り入れましょう。もちろん、ストレスを軽減することも重要です。ヨガ、マッサージ、呼吸の練習、また最適な腸内環境のために瞑想を試してみてはいかがですか。 みなさまの健康を願って!! 参考文献: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3941901/ The Canadian Encyclopedia of Natural Medicine by Sherry Torkos www.sherrytorkos.com Natural Solutions for Digestive Health by Dr. Jillian Sarno Teta and Jeannette Bessinger www.fixyourdigestion.com

便秘に効く!お勧めサプリメントトップ3

カナダの健康食品店で働いてみて気付いたことの一つは、多くの人々(特に若者)が「デトックス(解毒)」に興味があり、効果的な方法を探しているということです。たくさんの種類のデトックス製品が店頭にならんでいますが、それぞれ違う身体の部分(肝臓、腎臓、胃腸、皮膚、肺とリンパ系)に働きかけ、異なる目的に使用されます。 通常、毒素は我々の皮膚(汗)と消化器系(便と尿)を通して排出されます。 便秘は、年齢を問わず多くの人々が悩まされている問題の一つです。 例えば、私の義母は慢性の便秘を患っていて、ハーブのサプリメントに依存しています。天然ハーブからできたサプリメントを頻繁に服用しているので、以前のような効き目はなくなってしまったそうです。 私の友人の孫たち(小学生)も便秘に悩んでいるようです。規則的にトイレに行く習慣がなく、時には4日間も便意がないこともあるそうです。友人は、そんな子供たちの腸内に消化不良の食品が蓄積されて有毒になり、健康に害を及ぼすのではと懸念しています。 便秘対策として、まずできることは以下の通りです: 1. 水をたくさん飲む-十分は水分補給はデトックスにとても重要です 2. 定期的な運動 – 適度な運動は腸収縮を刺激します 3. 自然食品を食べる – 特に繊維の豊富な野菜や果物は便通を促します   便秘に効く!お勧めサプリメントトップ3は以下の通りです: 1. ファイバー(食物繊維)サプリメント– オオバコ外皮、オート麦ふすま、グルコマンナンなどを含んでいる製品が一般的に用いられ、人気があります。天然ハーブ製品も効果的です。ファイバーサプリメントを使用する場合は必ずたくさんの水を飲みましょう。水分不足は便秘を悪化させてしまうからです。服用する際は少量から始めて、ゆっくり体調をみながら徐々に量を増やしてみてください(表示されている範囲内で)。急激に大量の食物繊維を摂取すると腹部不快感(ガス、膨満感、下痢など)が起きる場合があります。また、ファイバーサプリメントの使用は必要な時だけにし、依存しないようにしましょう。 2. ビタミンC – 大量にビタミンCを摂取すると下痢を起こすことがあるのはご存知ですか?そのため、適量のビタミンCを便秘緩和のために使用することができます。あなたの身体が対処できる適量の目安ができたら(少量から始め、徐々に量を増やしてみる)下剤や軟便剤としてビタミンCを使用することができます。 3. マグネシウム – 多くの人々に不足しがちなミネラルの一つです。マグネシウムは、腸の筋肉と神経を緩和することによって大腸の自然な波状の動き(蠕動)を助けます。また、十分な水分補給も蠕動を助け、規則的な便通を促進します。マグネシウムを大量に摂取することで便秘を治療することができますが、やはり少量から始めて(寝る前に200mg)、徐々に量を増やしてください(表示されている範囲内で)。   さらに、これらのサプリメントと同様の成分が含まれる食品を選ぶことも、便秘解消に役立ちます。例えば、食物繊維の豊富な食品(亜麻仁、オオバコ、オート麦ふすま…)をいつもの食事にプラスしてみてはいかがですか。ビタミンCを含む食品(果物や野菜)には食物繊維も豊富に含まれています。マグネシウムを豊富に含む食品の例は、多種のたね類、ナッツ類やナッツバター(特にアーモンドとブラジルナッツ)カカオやダークチョコレートなどがあります。 みなさまの健康を願って!   参考: An A – Z Women’s Guide to Vibrant Health by Lorna R. Vanderhaeghe, MS www.hormonehelp.com Natural Solutions for Digestive Health by… 続きを読む »

あなたに合うプロバイオティクスの見つけ方

カナダではとても多くの種類のプロバイオティクスが店頭に並んでいます。そして、それぞれのメーカーは独自の製品が最も優れていると主張します。 実際、食べ物に好き嫌いやアレルギーがあるように、サプリメントも個人ごとに合う合わないがあります。また、メーカーが同じでも成分が違えば、個人差で相性が合う合わないが出てきます。 一般的に、私たちがプロバイオティクスを摂取する理由は以下の通りです。1)健康全般のため、2)腸内環境を整えるため、3)免疫力を強化するため、4)下痢や便秘の解消、ガスや膨満感の軽減のため、5)抗生物質の服用によって減少した善玉菌を補充するため、などがあげられます。すべての生菌は体内で違った役割を果たすので、あなたの必要に応じた正しい種類のプロバイオティクスを探すことが重要になります。   5ステップであなたに合うプロバイオティクスを見つける方法: 生菌の数 – プロバイオティクスに含まれている、生きたバクテリア(生菌)の数はコロニー形成単位(CFU)表示されています。 あなたが健康全般のためにプロバイオティクスを摂取するのであれば20億~60億のCFUで十分とされています。 腸内に支障があり、改善を要する場合は500億~1000億のCFUの高いプロバイオティクスが役立ちます。 生菌の種類と多種性– プロバイオティクスにはいろいろな種類の生菌が多種含まれていることが望ましいです。通常は、大腸で働くビフィズス菌、小腸で働く乳酸菌の両方が含まれています。より多くの種類の生菌が含まれているものの方が、腸内環境の改善、健康維持に役立ちます。 ニーズ– 使用者のニーズに合ったものをプロバイオティクスを選びましょう。例えば、乳幼児用、子供用、女性用、男性用、シニア用、腸疾患者用などに分かれている場合もあります。 抗胃酸加工 – ほとんどのバクテリアは胃酸によって破壊されてしまいます。そのため生菌を生きたまま腸に届けるために抗胃酸加工されたサプリメントを選びましょう。 保証期限 – プロバイオティクスは多種の生菌が含まれているので、保存の仕方が重要です。製造日から保証期限までに生きている菌の数は減少しますが、冷蔵保存することでその進行を遅らせることができます。 多くのサプリメントが出回っている中、各メーカーは自社製品が最も優れていると主張します。しかし、一つのプロバイオティクスが万人に有効ということはありません。私の身体に合うものでも、あなたの身体に合うとは限らないのです。 腸内環境を整えるには少し時間がかかるかもしれません。 違うメーカーのプロバイオティクスを順番に試してみることで、あなたに合ったサプリメントに出会えるでしょう。また、定期的に違うプロバイオティクスに変えることで、腸内の善玉菌の種類を増やすことにもつながります。生菌の多種性も腸内の健康を保つための重要なポイントなのです。   みなさまの健康を願って!   参考文献: www.renewlife.ca www.naturalfactors.com www.NaKaHerbs.com www.biokplus.com

炎症性腸疾患にお勧めのサプリメント

私がこのウェブサイトを始めたきっかけは、炎症性腸疾患(inflammatory bowel diseases (IBD))を理解し、特にクローン病や潰瘍性大腸炎を患っている人々を支援できたらという希望からでした。日本に住んでいる私の兄は数年前に潰瘍性大腸炎と診断されました(詳細はMy Storyをご覧ください)。 現在、私の住んでいるカナダでは、20万人を超える人々がこれらの病気に苦しんでいます。そして私はそのサポート組織であるCrohn’s and Colitis Canada(カナダクローン病および潰瘍性大腸炎)を支持しています。 クローン病および潰瘍性大腸炎の症状は、炎症の程度や位置によって異なります。一般的には、腸内壁の損傷により栄養素の吸収が妨げられることによる栄養不足があげられます。そのため、IBD患者には高品質のマルチビタミンやミネラルサプリメントをお勧めします。 IBD患者に不足しがちな栄養素は、 ビタミン:A、B12、C、D、E、K、および葉酸塩 ミネラル:カルシウム、銅、マグネシウム、セレン、亜鉛 食物からの栄養素のほとんどが小腸で吸収されるため、腸内に損傷のあるIBD患者は栄養不足になりがちです。その予防のために特別な注意を払う必要があります。マルチビタミンやミネラルサプリメントで必須栄養素を補うことは健康維持に欠かせません。 さらに、胃腸管内に多大な損傷がある場合はビタミンB12を吸収することができない可能性が高くなります。この場合、舌下に入れて溶かす錠剤、または注射が効果的になります。 また、抗酸化物質(アンチオキシダント)を加えることは、炎症によって引き起こされるフリーラジカルを減少させるために有効です。緑茶は消化を助けると同時に抗酸化物質でもあります。カナダではグリーンティーサプリメントが流行っていますが、サプリメントを取るか、おいしいお茶として楽しむかはお好みです(私は後者の方が好きです)。 私の提案する、適切なサプリメントの選び方は以下の通りです。 必ず“マルチビタミン/ミネラル”を選択してください(一部のサプリメントはビタミンのみ、またはミネラルのみですので、両方とも含むものが好ましいです)。 薬物相互作用に注意してください(いくつかのマルチビタミン/ミネラルは、血液に関与する薬物、抗生物質、および他の薬物との相互作用が合わない場合があります)。 好みの服用しやすい形体(錠剤、カプセル、ソフトジェル、グミ、液体)を選択してください。 1日に何回服用したいですか? (1日1回、2回、または3回) 鉄分は必要ですか? (医師が推奨する場合のみ、そうでない場合は必要ないと考えます) ニーズ、性別、年齢などに合っていますか? (出生前、子供、性別、活動レベル、年齢) マルチビタミン/ミネラルに抗酸化物質が含まれているものをお勧めします(すでに含まれているものの方が、経済的です)。   私の前回のブログでも述べましたが、オメガ3脂肪酸の摂取量を増やすことも、IBD患者に推奨されるべき重要事項の1つです。健康的な食事を心掛けると同時に、ビタミンやミネラルの必要性を再確認してください。良質のオメガ3と抗酸化物質を含む高品質のマルチビタミン/ミネラルサプリメントを毎日の食生活にプラスすることが、全体的な健康向上につながることでしょう。   みなさまの健康を願って! 参考文献: The Canadian Encyclopedia of Natural Medicine by Sherry Torkos, BSc Phm 2013 An A-Z Woman’s Guide to Vibrant Health by Lorna R. Vanderhaeghe,… 続きを読む »

あなたの食事にオメガ3は豊富に含まれていますか?

カナダの健康食品店にはたくさんの種類のオメガ3(必須脂肪酸)サプリメントが並んでいます。その形体は、脂質のもの(液体)、ソフトジェル、カプセルなど様々です。 必須脂肪酸が健康維持に欠かせないことはよく知られていますが、私たちの日常の食事だけで十分に補えているのでしょうか。また、どれだけ摂取したら健康改善、健康維持に役立つのでしょうか。 日本で生まれ育った私は、毎日のようにいろいろな種類の魚を食してきました。サプリメントとしてオメガ3(主に魚から採れる脂質)を摂取する必要性もありませんでした。魚を中心とした伝統的な日本料理には必須脂肪酸が豊富に含まれているからです。 しかし、私がカナダに移住してからは食生活が変化してしまいました。スーパーマーケットでの魚の選択肢の少なさ、鮮度や品質を考慮した結果、日本に住んでいた頃と比べると魚を調理する頻度が激減しました。 また、この有益な必須脂肪酸は体内では産生されないので、私たちの食事から摂取しなければなりません。食事で十分な必須脂肪酸が摂取できない場合は、サプリメントで補給することがをお勧めします。 必須脂肪酸の基本的なタイプ: オメガ3 1.アルファ – リノール酸(ALAs):亜麻仁、麻種子、カボチャ種子、クルミ 2.ドコサヘキサエン酸(DHA):サーモン、サバ、イワシ、マスのような冷水魚 3.エイコサペンタエン酸(EPA):サーモン、サバ、イワシ、マスのような冷水魚 オメガ6 1.リノール酸(LA):ベニバナ油、ヒマワリ油、ゴマ油、グレープシード油 2.ガンマ – リノレン酸(GLAs):ルリヂサ油、月見草油、 3.アラキドン酸:肉およびその他の動物性製品、卵黄 オメガ9 1.オレイン酸:オリーブ油、キャノーラ油、アーモンド油、アボガド油、ピーナッツ油、カシュー油、マカダミア油   ご覧のとおり、オメガ6とオメガ9は私たちの食生活に比較的頻繁に登場します。例えば、ベジタリアンでない限り、肉や卵黄を食べればオメガ6を摂取することになります。また、調理の際にキャノーラ油を使用したり、サラダにオリーブオイルを使用すると、オメガ9が摂取されます。理想的なオメガ6とオメガ3の割合は、約2:1〜4:1とされています。ですが、実際には北米の多くの人々は15:1の割合でこれらの必須脂肪酸を食し、オメガ6の過剰摂取が問題になっています。 それでは、健康向上や病気に対してどれだけのオメガ3が必要でしょうか? (以下の数字は、推奨されているEPAおよびDHAの一日の摂取量を示します) 健康維持と最適な腸の健康のために:1,000mg 米国心臓協会(AHA)によると、 •一般的な心臓血管の健康維持:500mg •既知の冠状動脈疾患の患者の場合:1,000mg •高トリグリセリドの患者の場合:2,000mg〜4,000mg 様々な研究の結果によると、 •関節リウマチの場合:2,000mg以上 •脳の健康のために:500mg以上 •うつ病の場合:1,000mg   これらの推奨摂取量を達成するには、市販のオメガ3サプリメントが便利です。価格だけにこだわらず、良質のものを選択するようにしてください。また、亜麻仁、麻種子、カボチャ種子、クルミなどを毎日の食事に取り入れることもお勧めです。シェイクに亜麻仁油を加えることも、オメガ3の摂取を増やす一つの簡単な方法です。   みなさまの健康を願って! 参考文献: Penny Kendall-Reed, and Stephen Reed, Healing Arthritis, 2004 Elson M. Haas, Staying Healthy with Nutrition, 2006 Renew… 続きを読む »