ストレス?どうして潰瘍は起こるのか?

投稿者: | 3月 23, 2017

私の義理妹は時折「潰瘍」に悩まされていました。彼女は急な腹痛に襲われるたびに”ストレスで潰瘍になった!“と主張していました。以前から、ストレスや精神的な不安が多いと潰瘍の原因となると言われており、ストレス度の高い社会(特に日本は高ストレス社会の一例)の結果であると考えられていました。

しかし、最近の研究の結果では、ストレス、精神不安、偏った食生活などは潰瘍の主な原因ではないことが示されています。更に、ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)と呼ばれる細菌の感染が潰瘍を引き起こす原因と言われています。一般的に、胃酸のある所にピロリ菌が感染した結果、消化性潰瘍(胃の酵素であるペプシンに関与)を引き起こすとされています。
また、他の原因としては、非ステロイド性抗炎症薬(市販の鎮痛薬)を頻繁に服用することで、胃および腸の内面に炎症が起こり潰瘍が起こるともされています。

ピロリ菌は、胃や小腸の内層に存在する常在菌であり、必ずしも問題の原因とは限りません。しかし、悪状況下によって粘膜層を損傷し炎症を起こすと、潰瘍に至る可能性があるということです。




消化性潰瘍に効果的な食物は次のとおりです。
1. キャベツ  -キャベツでできたサワークラウトは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を含むため、消化機能を整えるのに最適です。
2. ブリュッセル芽および他のアブラナ科野菜(ブロッコリーなど) – これらの野菜には、ピロリ菌と戦うのに非常に効果的なアミノ酸「メチオニン」が豊富に含まれています。
3. ガーリック -悪細菌、寄生虫、悪酵母に働く強力な抗菌剤です。
4. アロエ  -アロエジュースは炎症を抑え、痛みを軽減し、内膜の損傷を落ち着かせるのに役立ちます。
5. マヌカハニー -ハチミツは抗菌性を持っています。

 

お勧めのサプリメントは次のとおりです。

1)プロバイオティクス -プロバイオティクスがピロリ菌の増殖を抑制するのに役立つことが、ある研究によって示されています。潰瘍の治療には抗生物質が用いられることが一般的なので、プロバイオティクスは特に重要と言えるでしょう。必ず良質の製品を選ぶことを前提にし、抗生物質を服用している期間中はプロバイオティクスも服用し、更にその後3週間は続けましょう(例えば、1週間抗生物質を服用する場合は、抗生物質とともに1週間プロバイオティクスを服用し、更に3週間プロバイオティクスだけ続けます)。そうすることで、抗生物質の使用による下痢および、カンジダの過増殖のリスクを低減することにもなります。

2)脱グリチルリチン化甘草(DGL) -このハーブは、炎症を起こした粘膜層を癒します。治癒を促進し、非ステロイド性抗炎症薬の使用により損傷した胃を保護するのに役立ちます。

3)マスチック(Mastic) -ギリシャ原産の樹木から得られる樹脂(ゴム状抽出物)。マスチックは、消化性潰瘍、胃腸障害、および胃の痛みを治癒することで知られています。

 

消化性潰瘍のリスクを減らし、胃腸の健康を改善するために、上記で推奨されている食品と同時に発酵食品も食事に取り入れましょう。もちろん、ストレスを軽減することも重要です。ヨガ、マッサージ、呼吸の練習、また最適な腸内環境のために瞑想を試してみてはいかがですか。

みなさまの健康を願って!!




参考文献:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3941901/
The Canadian Encyclopedia of Natural Medicine by Sherry Torkos
www.sherrytorkos.com
Natural Solutions for Digestive Health by Dr. Jillian Sarno Teta and Jeannette Bessinger
www.fixyourdigestion.com

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