プロバイオティクスとプレバイオティクス?

投稿者: | 4月 26, 2016

プロバイオティクスとプレバイオティクス(シンバイオティクス)

前回ご紹介したように、食品から摂取したプロバイオティクスは腸内環境に有益であるとされています。それでは、どのようにその善玉菌を効果的に腸管内に維持することができるのでしょうか?

それは、生きたプロバイオティクスを成長させ、腸管内で殖やすためには「エサ」を与える必要があります。その「エサ」がプレバイオティクスにあたります。一般的にプレバイオティクスは生きた細菌ではなく、体内で消化されない食物繊維を指します。ですから野菜、果物、豆類、全粒穀物などのいくつかの自然食品はプレバイオティクスを含んでいる事になります。

プロバイオティクスとプレバイオティクスは、似たように聞こえますが全く異なったものなのです。

それでは、シンバイオティクスとは何でしょうか?

シンバイオティクスとは、基本的には、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を組み合わせた栄養補助食品(サプリメント)を指します。シンバイオティクス食品は存在しないという考えてもありますが、シンバイオティクスのように食品を組み合わせることはできると思います。

私は、プロバイオティクスと同時にプリバイオティクス食品を摂取することで、腸内の善玉菌を確実に増加し維持することができると思います。このシンバイオティクス食事法は、健康な腸環境を促進するのに役立つはずです。

それでは、プレバイオティクス食品とはどんなものでしょうか?

穀類
いも類
豆類
野菜(ガーリック、玉ねぎ、アスパラガス)
海藻類
果物(バナナ)

タンポポの葉

一般的に、生の食品の方が調理済みの食品よりも多くのプレバイオティクス繊維が含まれていると言われています。




シンバイオティクス食事法とは?

ここでは、プロバイオティクス食品とプレバイオティクス食品の組み合わせをいくつかご紹介します。

・ヨーグルト(プロバイオティクス)とオートミールや穀類のシリアル(プリバイオティクス)

これは理想的な朝食メニューのひとつです。プロバイオティクスヨーグルト(生きた乳酸菌やビフィズス菌の入ったもの)と良質な穀物シリアル(砂糖、人工甘味料、着色料などが少ないもの)を探してください。さらに果物を加えると、美味しさと栄養価も高まります。

・ケフィア(プロバイオティクス)とバナナ(プレバイオティクス)スムージー

簡単に作れるこの健康飲料は、朝食やスナックになります。ケフィア自体に発酵ケフィア粒が含まれているので、それだけでもシンバイオティクス食品と考えられています。バナナだけでなく、果物やヘンプシード、フラックスシード(粉末化されたもの)などを加えることで食物繊維が増します。

・天然酵母パン サワードウブレッド(プロバイオティクス)とビーンディップ(プレバイオティクス)

少し酸味のあるこのパンは善玉菌が豊富です。トーストしたこのパンを自家製のビーンディップと一緒にして、簡単なスナックや前菜になります。

・玉ねぎや海藻類(プレバイオティクス)が入ったみそ汁(プロバイオティクス)  

定番の「みそ汁」は、消化を整える働きがあるとしてカナダでも人気です。日本では昔から毎日のように、このような優れたシンバイオティクス食事法が取り入れられているので、欧米に比べて腸疾患の数が少ないのではないでしょうか。

・キムチ(プロバイオティクス)と玄米(プレバイオティクス)

キムチはご飯によく合うスパイシーな発酵野菜料理です。白米よりも食物繊維の豊富な玄米をお勧めします。どうしても白米を好む方は、玄米や麦などを少量を加えて炊いてみてください。ただし、キムチは刺激物ですので少量で。

つまり、私たちは継続的に健康な腸内環境を形成するために、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の食品を摂取する必要があります。シンバイオティクス食事法を意識して食材を選ぶことが、善玉菌を腸内により多く維持することに繋がるのです。

みなさまの健康を願って!



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