はじめに

前記で述べたように、私の兄は、2014年に潰瘍性大腸炎と診断されました。実際、私はそれまでこの病気のことを聞いたこともなく、彼の体調がいかに悪化していたか全く考えたこともありませんでした。

私は16年以上カナダに在住しています。兄の病気のニュースを聞いたのは、毎年夏に日本から私を訪れていた母からです。その後、私は兄の病気について調べてみました。そしてこの病気は慢性であり(生涯治療を必要とする)、厚生省の特定疾患であること、更には大腸癌に発展することもあると知り、愕然としました。

私は15歳の時、父を大腸癌で失いました。同じように兄を失う訳にはいきません。私はこの病気を理解する事の重要性を感じました。それと同時に、私は日本の家族と離れて住んでいるので、兄をどのように助けることができるかどうかはわかりませんでした。もし私が兄の食生活を監視し、彼の生活習慣を観察することができれば…。

そして、私はひとつの方法を見つけました。それは「健康な腸内環境」についてのウェブサイトを作成し、私がカナダで登録ホリスティック栄養士として学んだことを共有できないかと。

日本難病情報センターによると、日本人は約1,000人に1人の割合で潰瘍性大腸炎と診断されています。この数は、北米率の半分以下です。それに比べてカナダ人は約150人に1人の割合でクローン病および潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患の2つの主なもの)と診断されています。この数は、世界中でも最高のランク率です。胃腸管内の炎症の場所によってクローン病または大腸炎か判断されます。

私は登録ホリスティック栄養士としてカナダに住んでいる日本人です。私は二つの文化間の橋渡しになれるのではないかと考えています。世界的に共有することができるいくつかの有用な研究や調査結果があるに違いありません。これらの疾病に罹患した人の数が多いので、カナダはクローン病および潰瘍性大腸炎についてもっと意識を持っているかもしれません。一方で、日本は他のどの国よりも健康で、より好ましい食品を消費している可能性があります。

私は、大切な家族を支援すると共に、少しでもみなさまのお役に立てたらと考えています。私と同様の事情にある方や現在病気の影響を受けている方、健康に興味のある方に役立つ情報をお届けできたら幸いです。
毎週末、英語と日本語の両方でブログを投稿します。

みなさまの健康を願って!